会社で空気を読んで自分の行動を決めることに疲れていませんか?
こんにちは!「残業ゼロ」サラリーマンの滝川です。
僕自身、以前は苦手ながら一生懸命空気を読もうと努力してきたんです。入社してから10年くらい、そんな時期が続きましたかね。
しかし最近感じることがあるんです。それは、今まで読もうとしてきた「空気」って、なんだったんだろうということなんです。
それはいい意味で、自分が読んでいると思っていた「空気」が、全然読めていなかったことが他人のリアクションからわかったこと。これが続いて、そう感じるようになっていったんですね。
これは、自分自身が残業しないことが当たり前ではない職場でただ一人、「残業ゼロ」を貫き始めたことがきっかけでした。自分軸で行動するようになって、はじめて感じるようになったことです。
あなたも冒頭に書いたような悩みをきっとお持ちでしょう。
ただね、今まで読んできた「空気」が、実は自分が作り上げているものだったことがわかると、次第に自分軸で行動できるようになれると思うんです。少なくとも、気持ちは楽になるのではないかと思います。
今日の記事は、空気を読み続けることに疲れたあなたに、是非読んでほしいと思います。
準備はいいですか?それでは早速まいりましょう。
「他人はこう思ってるはずだ」がことごとく外れる経験が気づきのきっかけに
今日お伝えしたいことは、「他人の気持ちは僕達にはわからない」ということなんですね。
以前の僕は、一生懸命、「空気を読もう」としていました。他人の気持ち、他人がどう考えてるか。それこそ苦手ながら、一生懸命考えていたんですね。
そうして他人の気持ちを一生懸命想像しては、自分の行動をどうするか。他人の目線をふまえて、これまた、一生懸命考えていたんですね。
しかし自分を貫くようになり、いかに今まで読んできた「空気」が的外れだったか。気がつくようになったんです。「他人はこう思ってるはずだ」という予想が、ことごとく外れていることに気づいていったんですね。
そう。今になって思うのは、あの読もうとしていた「空気」とは、一体なんだったんだろうということなんですよ。
「他人の目線」は自分の価値観から創造されている
例えば「あの人はこう思ってるはずだ」と思うことがあるじゃないですか。
その時点では、少なくとも僕はその考えが当たってる自信があるわけです。あの人は「絶対」こう思ってると、半ば確信してるわけです。
しかしこれって、前提となってるのは自分の価値観なんですよね。自分が「あの人」だったら、こう思う。それを自分の価値観で想像してるだけなんです。
例えば路上でタバコを吸いながら歩いている人を見て、「迷惑な人だなぁー」と思う人がいれば、なんとも思わない人もいますよね。自分が路上でタバコを吸う人は、きっとなんとも思わない人なのでしょう。
つまり、「あの人は絶対こう考えてるはずだ」という推測ほど、あてにならないものはないんです。ちょっと信じられないでしょう?
そう。僕達は普段ものすごい「思いこみ」をしてるんですよ。自分の価値観で他人がどう考えてるか、決めつけてしまってるわけです。
そしてこれは、自分を貫くようにならないと、おそらくですが、気がつかないんです。
なぜだと思いますか?
それは、自分を貫かない限り、確認しようがないからなんです。
他人の目線を乗り越えてはじめてわかる「思いこみ」
例えば残業をせずに帰ったら、「他人は絶対快く思わない」とあなたが思っていたら、なかなか残業せすに早く帰るのは難しいですよね。
しかしそこで「他人は快く思わないはずだ」と思ったまま、実際に早く帰ってみるんです。そうすると、後日、同僚と話をしていると、「早く帰るのあなたはすばらしい」と言われるんですよ。
ここではじめて、「え?」となって、自分の思いこみに気がつくんですね。
同僚は絶対快く思っていないと思っていた。だから今まで早く帰れなかったのに、実際早く帰ってみたら、むしろ褒められた。
これは自分を貫いたからこそ、気づけたことなんです。他人の目線を想像して、自分の行動を制限していては、気づけない世界だと思うんです。
そして自分を貫いて生きていると、こうした予想外の反応にたくさん出会っていくのです。そうして、自分の想像していた「他人の目線」は、つまるところ「自分の目線」だったことに気づかされるんですよ。
先程言ったように、自分が「他人の目線」だと思ってるのは、自分の価値感からの推測なわけです。ということは、その他人の目線とは、けっきょく、自分がその行為を許していないということなんですね。
実際に行動してみて、自分自身をまずは許す
例えば残業をゼロにしたら、他人から非難されると思ってるということは、自分自身が残業せずに早く帰ることを悪いことだと思ってる。自分自身が、はやく帰るべきではないと思ってるということなんです。
だからこそ、いわゆる「他人の目線」を乗り越えるためには、まず自分自身を許してあげないといけないんですね。
そのためには、やはりまずはその行動を実行するのが荒療治ではあるものの、一番だと思うんです。だって自分の価値観を変えなければいけないわけですから。そう、簡単なことではないですよね。
残業の例だったら、罪悪感を抱えながら早く帰り続けるのです。僕自身、これをやってきましたが、本当に不思議で、時が経つと慣れてきて罪悪感がなくなるんですよ。
そうすると、自分が自分を許してるからなのか、「他人の目線」が気にならなくなるんです。もう、他人から非難されてるとは思わなくなってくるんです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここまで書いてきた通り、他人の気持ちは絶対にわからないのです。強いて言えば、本人に直接聞けばわかるかもしれません。しかし相手が本音を言ってくれたかは、これまた永遠の謎のとなるのです。
なので、他人の気持ちを想像する癖は、ムダなのでもうやめましょうということです。僕も未だに癖でつい想像してしまう時がありますが、すぐに「これはムダだ」と思い、考えないようにしています。
他人が嫌そうな顔をしても、あなたのこととは全然別なことで機嫌が悪いのかもしれないんです。だから「他人の目線」を気にして行動するのはやめにしましょう。
そして今はよくわからなくていいですか、「他人の目線」は実は自分自身の目線ということ。まずは、自分が自分を許す必要がある。このことは、頭に留めておいてください。いつか腑に落ちる時がくると思います。
けっきょく、他人の誰よりも、自分が一番自分に厳しいのです。そう思うと、少し気持ちが楽になりませんか?
今日から他人の気持ちを想像するのをやめる。是非試してみてくださいね。
今日はこの辺にしておきましょう。それでは、また!
投稿者プロフィール
- 東証一部上場の金融機関で「残業ゼロ」を2016年4月から実践しています。セミナー講師。シゴタノ!主宰のワークショップの非常勤講師も務めています。詳しくはこちら
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