17時に帰るって言ったって、仕事は山積み。「こんな状態で、帰れるわけねぇだろぉー!」と悩んでいませんか?
こんにちは!「残業ゼロ」サラリーマンの滝川です。
あなたのその気持ち、超わかります。
僕も一日14時間働いていた時は「残業ゼロを達成できる人は吉越浩一郎さんのような特別な立場にある人しかできないのではないだろうか」とよく思ったものです。
身近に自分と同じような立場の人が残業ゼロを実践していないと、残業ゼロなんてにわかに信じられないですよね。
しかし、残業ゼロはあきらめさえしなければ、必ず実現できるのです。
その1つの方法は、考え方を変えることです。最近読んだケビン・クルーズさん超の「1440分の使い方」では以下のように書かれています。
やるべきことは常にいくらでも 、どんな分野にも存在する 。(中略)そういうわけで 、適当なところで切り上げる習慣を身につけなくてはならない 。やるべきことは常にいくらでもあるのだから。
そう。仕事は無限にあるので、どこかで切り上げるしかないのです。つまり、帰る時間を決めることが大切ということです。
そしてそのために必要なことは、何に時間をどう使うのか。優先順位を決めることなのです。
同書によれば、
フェイスブックCOOのシェリル ・サンドバ ーグは 、子どもたちと 6時に夕飯を食べるために 、毎日午後5時半に退社する
そうです。
そう。残業ゼロを実現するには仕事以外のものへの優先順位を上げて、定時に仕事を切り上げることなのです。
今日は「1440分の使い方」こ「罪悪感なく17時に退社する方法」から、このノウハウを学んでいきましょう。
準備はいいですか?
それでは早速まいりましょう。
一つめの方法:やることは無限にあることを知る
「1440分の使い方」では、罪悪感なしにワ ークライフバランスを保つ究極の秘訣をアンドリュ ー ・グロ ーブ氏の著書 『HIGHOUTPUTMANAGEMENT』から以下のように引用しています。
私の一日が終わるのは 、疲れて帰り出すときであり 、仕事が片づいたときではない 。私の仕事が片づくことなど 、決してないからだ 。主婦と同様 、経営者の仕事には終わりがない 。やらなくてはならないこと 、やったほうがよいことが常に無限にあって 、やりきれる量を常に超えているのである 。
そうなんです。仕事は無限にあるんです。しかし昔の僕を筆頭に、あまりにも多くの人がこのことを理解できていません。
昔の僕は、毎日仕事を終わらせようとしていました。しかし現実は終わりませんから、自分の中で勝手に決めている「この時間には帰らないといけない」という時間になったらやむなく帰っていたのです。
ここでのポイントは、帰る時間はやはり自分がすでに決めているということです。あなたもきっとそうではないでしょうか?
ではその時間はどうやって決めたのか。それは入社してからの習慣であったり、まわりの人にあわせて決めているはずです。
だったら、「17時に帰る」と自分で決めでしまえばいい。そう思えてきませんか?
なぜなら、もし入社した時から当たり前のように同僚が17時に帰っていたら、問題なく仕事は回っているはずだからです。
まずは30分早く帰ることを決める
いきなり17時に帰ることは難しいでしょう。であれば、まずは退社時刻を30分からでも早くしてみることです。これなら今日からできるのではないでしょうか?
しかし昔の僕もそうでしたが、◯時に帰ると決めても、仕事が残っているとズルズル残ってしまうこともありますよね。
その解決方法こそ、次に述べる優先順位を決めることなのです。
二つめの方法:仕事以外のものへの優先順位を上げる
「1440分の使い方」では、『 T h e F r i n g e H o u r s : M a k i n g T i m e f o r Y o u 』の著者ジェシカ ・タ ーナ ーの言葉を以下のように引用しています。
忙しくて自分の好きなことをする時間が作れない 、ということは決してないはず 。それは優先順位づけの問題にすぎないのだから 。つまり 、ふだんの一日の過ごし方を評価し 、自分が尊重することに時間を捧げているかどうか 。自分にとって本当に重要なことであれば 、生活に組み入れる方法は見つかるものだ 。
これは何を言ってるかというと、家族と過ごす時間を取りたいのに、仕事が終わらないという人は、「家族と過ごす時間が取れない」のではない。「家族といる時間より、仕事をするほうが自分の中で優先順位が高い」ということなのです。
つまり17時に毎日帰りたいなら、家族と過ごす時間やその他の時間を仕事と同じか、それ以上に大切に思える必要があるのです。
これは簡単なようで、けっこう難しいことかもしれません。なぜなら僕達にとってやはり仕事は人生の大きなウェイトを占めるからです。
なぜ多くの人が仕事に執着してしまうのか
仕事があまり好きでなくても、職場では長い時間を過ごす。自然に仕事への優先順位は上がっていくでしよう。
そうなると、仕事上の自分の価値=自分の人間としての価値という風に捉えてしまうのです。こうして場合によっては仕事に執着していくようになります。
僕も昔はそうでした。長時間労働をしていた時は家族も大切にしていましたが、やはり仕事の優先順位が一番だったように思います。それが自分の人間としての価値の証明のように感じていたのかもしれません。
ではどうしたら自分の中で仕事のウェイト(優先順位)を減らすことができるか。それは「やってみたい」と思ったことを少しずつでもいいからとにかくやってみる。この一言につきます。
ブログに夢中になったことが残業ゼロのきっかけに
僕自身は、ブログに夢中になったことがきっかけで仕事への執着が次第になくなっていきました。気づけばブログを毎朝書くために、前業をやめていました。
自分の中で仕事と自分の人生(ブログを書いたり、家族と過ごす時間)のバランスを取り戻すことができたのです。
こうして何かに執着せずに、仕事、家族、趣味など自分の中で複数の軸を持つことができるようになると、後は優先順位の問題となります。
自分が使える時間をどのように配分するのか。自分が決める。仕事は17時に終えようと決意することができるのです。
仕事だけでなく、他の軸(こと)も同じくらい重要であるからこそ、仕事の終わりを自分で決められるようになるということなのです。
まとめ
ということで、簡単にまとめます。
罪悪感なく毎日17時に退社するには。まず、やることは無限にあることを今一度自覚しましょう。
そして今現時点で自分の中にある◯時までには帰ろう(例えば終電までには帰ろう)という◯時を早めることです。
まずは30分早く帰ることからはじめるのです。勇気をだして。2週間続ければ、仕事は問題なく回っていることに気づくでしょう。そしたらさらに30分早めてみる。そうして実験を繰り返して言ってください。
二つめのポイントは、仕事以外のものへの優先順位を上げることです。
多くの人は仕事に過度に執着してしまっています。まずは「やってみたい」と思ったことを少しずつ始めてみる。
そうすると、仕事以外のこと(例えばブログ、家族、その他のこと)も大切だとあらためて気づくでしょう。次第に仕事への執着も薄れていくはずです。
そうして仕事と人生のバランスが取れるようになれば、後は仕事にどれだけ時間をかけるのか。それはあなたの中の優先順位の問題となります。
その頃には、本気で17時まで仕事を終わらせようという気持ちも芽生えているはずです。そこまでくれば、あなたが17時に毎日帰る日も近いでしょう。
いかがでしたか?
今日書いたテーマについてもう少し詳しく知りたい方は是非「1440分の使い方」を読んでみてください。
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今日はこの辺にしておきましょう。それでは、また!
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投稿者プロフィール
- 東証一部上場の金融機関で「残業ゼロ」を2016年4月から実践しています。セミナー講師。シゴタノ!主宰のワークショップの非常勤講師も務めています。詳しくはこちら
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