自分の考えは他人にはどうせ理解されない。そんな風に思いながら日々過ごしていませんか?
こんにちは!「残業ゼロ」サラリーマンの滝川です。
あなたがそう思うのもわかります。僕自身、10年近くその悩みを会社で抱えながら生きてきたからです。その話を前回記事に書きました。
その記事はこちらです。
実は、僕自身はずっと、自分の考えが「最先端」だから、まわりは僕の考えを理解できない。そう思って来たんです。こう書くと、すごい嫌なヤツですが(笑)。
今思えば、会社の同僚より圧倒的に本を読んだりして勉強していた自負があったのも、この考えを強化する要素になっていましたね。
しかしあるきっかけで、「他人に理解されないのは、ひょっとして、まわりに自分の考えをきちんと伝えていないからではないか?」と気づくことになります。
今思えばそこから、「他人にはわかってもらえる」と思いはじめたんですね。そして自分の考えを他人に伝えていくうちに「他人には僕の考えをわかってもらえる」と徐々に思えるようになっていったんです。
それからは本当に会社生活が楽になりました。
今日はそうして僕が他人から「わかってもらえるかもしれない」と気づいたきっかけについて、書いていこうと思います。
それでは早速まいりましょう。
心屋仁之助さんの本を読んだことがきっかけであるイベントに参加することに
自分の考えを他人にきちんと伝えてこなかったことが、わかってもらえない理由だった。そう気づいたきっかけは一つではないのですが、一番のきっかけになったのは2016年の5月に参加したイベントでしたね。
ところであなたは心屋仁之助さんはご存知ですか?そうそう、心理カウンセラーなのに武道館でライブを開催したあの人ですよ。
心屋仁之助さんのブログはこちらです。
そして僕が参加したイベントは、その心屋さんの主宰する心屋塾の認定講師の碇谷圭子(いかりや けいこ)さんが主催するものでした。以後、「いかりん」と書きますね。
僕がこのイベントに参加したのは、そもそもは心屋仁之助さんのファンだったからなんです。心屋仁之助さんの本を読んで、ものすごい衝撃を受けたんですね。
ちなみに僕が衝撃を受けた心屋さんの本はこちらです。
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同じ大企業サラリーマン出身者の悩みと葛藤に共感する
なぜかというと、心屋仁之助さんは心理カウンセラーとして独立する前は僕と同じように大企業サラリーマンだった。そんな人が独立して、本を出して、テレビに出たりしている。
それだけで衝撃なのに、さらに「がんばらないほうが人生うまくいく」と提唱されてたんですね。
当時モーレツにがんばって生きてきた自分にとっては、脳が揺さぶられるような感じがしたんです。特に心屋さん自身もモーレツにがんばってきた末に、「がんばらないほうがうまくいく」という結論に至っている。
今まで心屋さんがモーレツにがんばってきたこと、そしてその苦しみを綴られていた内容に共感するとともに、その末に「がんばらないほうがうまくいく」という結論に至っているわけです。
それなら、僕もがんばらないほうがうまくいくのではないか。そう思ったんですね。
それでいつか心屋さんに会いたいなぁと思っていた矢先、心屋さんのFacebookで心屋さんとよく一緒に遊んでいる(?笑)いかりんがオープンカウンセリングというイベントをやるという告知を見つけたんです。
オープンカウンセリングが何かはよくわかりませんでしたが、心屋さんの認定講師であるいかりんに会いに行けば、心屋さんの考え方がよくわかるかもしれない。
そんな思いから、オープンカウンセリングに参加することにしたんです。
僕が参加した「オープンカウンセリング」とは?
ちなみにあなたはオープンカウンセリングというものを知ってますか?
簡単に言えば、公開カウンセリングですね。いかりんにカウンセリングを受けるのですが、その内容を他の参加者全員が聞いてるというものなんです。
けっこうドキドキしそうでしょう?だってみんなの前で、自分が悩んでることをオープンにするのですよ。想像してみてください。
でも今思えば、このイベントに参加して本当によかったと思ってます。「自分は他人にわかってもらえてるのかも」と思えたきっかけになりましたからね。
では、当日一体どんなことが起きたのか。話をしていきましょう。
ちなみにいかりんのブログはこちらです。
20人の前で自分の悩みを告白する
オープンカウンセリングはいかりんから、「カウンセリング受けたい人ー?」という感じでスタートしましたね。
こういう時、一番に手を挙げるのが僕の習慣でして(笑)、無事相談する権利を獲得することができました。
会場にはざっくりですが、20人くらい人がいました。「この人達の前で赤裸々に相談するのかぁ」と少し緊張しましたが、「そのために来たんだから」と腹をくくりました。
そこで相談した内容は、もちろん「会社でわかってもらえない」という悩みについてです。今思うと恥ずかしいのですが、当時の僕は自分の考えが最先端だと思っていたんですね。
本も会社の上司や同僚より圧倒的に読んでいたと思いますし、会社の滅私奉公する風土の中で一人だけ「がんばらないほうがうまくいく」と考えていたことから、そう思っていたのだと思います。
自分の考えは多くの学びから形成された最先端の考え方である。だからこそ、会社の同僚からは理解されないんだ。そう思ってたんですね。
いかりんにも、率直にその旨伝えましたんです。
そうしたら、いかりんは「きっと(まわりに)わかってもらえてると思うよ」と言うんですね。その他にも色々とアドバイスをもらって、その時は「そんなもんなぁ」と思った記憶があるんです。この時点では、自分の中で大きな気づきみたいなものはありませんでした。
実は大きな気づきがやってきたのは、その後なんですね。それはオープンカウンセリングが終了して、帰ろうとした時でした。
参加者から「わかってもらえて」びっくりする
悩みが完全に解決したわけではなく、少しモヤモヤした状態で帰ろうとしていた矢先の出来事でした。
僕のカウンセリングを聞いていた他の参加者複数人から「滝川さんの考えはきっとわかってもらえるよ!」と声をかけられたんです。
この時、「え?」と思ったんですね。いかりんから言われるならともかく、他の参加者からも「わかってもらえた」ことにびっくりしたのです。
先程書いたように、僕は自分の考えが最先端だから「わかってもらえない」と思っていたわけです。しかし、オープンカウンセリングの参加者、しかも複数人から「わかってもらえた」。
わかってもらえるとは思ってなかったんです。だって「最先端」の考えですから(笑)。
僕の悩みを聞いていた参加者もきっと理解できないだろうな。「そんな考え方してたら、まわりに批判されるよ」。そう思われてるだろうなと、勝手に思ってたんですね。
それがわかってもらえてしまった。その時はただその違和感を感じながら、会場を後にしました。
しかし後で「ハッ」と気づいたんです。
ひょっとして自分の考えがまわりに理解されないのは、自分がまわりにきちんと話をしていないからではないか。そう思ったんですね。
原因は「どうせわかってもらえない」という感情だった
そう。いかりんにも言われたのですが、自分の前提に「どうせわかってもらえない」という感情があったんですね。
だからこそ、会社の人に今まで僕は自分の考えをきちんと話をしてこなかったことに気づきました。話をしても「どうせわかってもらえない」と思っていたからです。
しかし今回オープンカウンセリングという場で、自分の考えをオープンに話をしたら、いかりんならいざしらず、他の参加者の方までも僕の「最先端」の考えをわかってもらえた。
ということは、きちんと話をすれば、僕の会社の同僚にもわかってもらえるのかもしれない。そう思ったんですね。
そう。今まで自分が理解されなかったのは、自分がきちんとまわりに自分の考えを伝えてこなかったから。そのことに気づいたんです。
そしてこの時から、自分の考えはきちんと相手に伝えよう。そう決意したんですね。相手にわかってもらうために、自分の考えを主張するように心がけるようになりました。
そうして、自分の考えを伝えていくようにすると、徐々にですが、「わかってもらえる」体験が増えていきます。そうして徐々に「自分の考えはわかってもらえる」という自信がついてくるんですね。
そうすると、「わかってもらえること」と、「自分の考えを受け入れてくれる」が別物だということに気づいたんです。
このことを理解できるようになったら、会社の人間関係で悩まなくなりました。
長くなりましたので、この話は明日以降書いていこうと思います。
まとめ
とにかく、「わかってもらえない」と感じるなら、相手に勇気を出して自分の考えを伝えてみてください。今まで、あなたはそれをしてこなかったはずです。違いますか?
行動を変えなければ、人生は変わりません。少しずつでいいので、是非伝えてみてください。きっと意外な反応が相手から返ってくるはずです。
それが人間関係を楽にするきっかけになるでしょう。怖いと思いますが、是非やってみてください。応援してますよ。
それでは、また!
投稿者プロフィール
- 東証一部上場の金融機関で「残業ゼロ」を2016年4月から実践しています。セミナー講師。シゴタノ!主宰のワークショップの非常勤講師も務めています。詳しくはこちら
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