毎日やらなければいけないことに追われて、「自分がやりたいことに思うように時間が割けない」と悩んでいませんか?
こんにちは、「残業ゼロ」サラリーマンの滝川です。
その気持ち、よくわかります。僕は現在東証一部上場の大手金融機関に勤務しているのですが、仕事が忙しくて朝7時から21時まで働いていた時期は家に帰ったらすぐに寝る生活を過ごしていました。
今でこそ毎日のようにブログを書いている僕ですが、仕事に追われていた時期は週末にせいぜい1回、更新ができるくらいでした。当時はその他にも資格試験の勉強などもしたいと思っていましたが、思うように進めることができませんでした。
しかし、あるきっかけで「タスク管理」という概念に出会って数年がたち、この生活が一変しました。
結論からいうと、僕は今同じ会社で「残業ゼロ」を実践しています。またブログも毎日執筆できるようになりましたし、運良く念願だった出版も実現することができました。
また出版を機に会社の許可を得て、セミナーをはじめとした複業も実践しています。
今年の4月には、あの有名ブログの「シゴタノ!」のタスクカフェで「残業ゼロのタスクシュート入門」というテーマで登壇しました。以後、非常勤講師を務めています。
残業ゼロのタスクシュート入門の当日の様子についてはこちらからご確認ください↓
こうして現在の僕は自分の時間をほぼ自分の理想通りコントロールできるようになったのです。
そのきっかけになったのは、「タスクシュート」を使ってタスク管理をするようになったことです。タスクシュートは、あなたの時間の悩みを解決する最強のツールです。
この最強のツールをあなたにも是非知って欲しくて、今日はこの記事を書くことにしました。特にタスクシュートでは、iPhoneアプリの「たすくま」を使えば、スマホで簡単にタスク管理ができるのです。
今日はその「たすくま」をメインに、タスクシュートでできることを説明します。準備はいいですか?
それでは早速はじめましょう。
「タスクシュート」とは何か
まず、タスクシュートについて簡単に説明しましょう。
タスクシュートとは、あの有名ブログ「シゴタノ!」の主宰者であり、かつ、タスク管理の達人である大橋悦夫さんが開発したTaskChuteがルーツとなっています。
TaskChuteはこちら↓から入手できます。
TaskChute自体はEXCELにマクロが組まれているタスクツールです。以下のようなものです。
先程書いたように、TaskChuteはEXCELで作成されたツールですので、原則WindowsのPCでしか使用できません。そこで別の方がTaskChuteのスマホアプリ版を作成されました。
それが「たすくま」というiPhoneアプリです。たすくまのアプリへのリンクはこちら↓
そしてその後さらに、TaskChuteのクラウド版が作成されます。その名もTaskChuteクラウドです。
TaskChuteクラウドについてはこちら↓
この3つを総称して、「タスクシュート」と呼んでいるのです。
ではタスクシュートを使うと一体どんなことができるのか。
今日はタスクシュートの中でもタスク管理を知らない方が最もはじめやすいと個人的に感じている「たすくま」についてどんなことができるか。
書いていきたいと思います!
簡単にタスクリストが作れる
たすくま(タスクシュート)を使うメリットの一つは、タスクリストを簡単に作れるということです。
簡単にタスクを書き出すことはもちろん、タスク毎にの見積時間をいれることもできます。並び替えも簡単にできます。
たとえばタスクシュートのスマホアプリ版である「たすくま」での画面は以下の通りです(画像は拡大できます)。
また、タスクシュートであればタスクをリピートタスク化することができます。このことにより、毎朝起きた時にタスクリストの6割は完成している状況を作ることができます。
ちょっと意味がわからないと思いますので、順番に説明していきますね。
リピートタスクを簡単に作れる
実は、僕達の仕事の6割くらいは突き詰めていけば、ルーティンのタスクなのです。あなたは気づいていましたか?
もちろん個人差はありますが、実際にタスクシュートなどのツールを使って各タスクの時間を計測してみると、思った以上にルーティンタスクに自分が時間をかけていることにびっくりするはずです。僕自身も以前6割以上がルーティンタスクであることを知った時はびっくりしました。
つまり、例えば9時〜17時まで働くとして、タスクリストを作ろうとしたとしましょう。
その時、6割は毎回同じタスクで埋まるということです。しかし、毎回6割のタスクを都度タスク管理ツールに書き出すのは億劫ですよね。
これが手で紙にタスクリストを毎日作ることを思うと、気が遠くなります。
しかしタスクシュートを使えば、毎朝ルーティンタスクについては自動で作成をしてくれるのです。
たとえば以下は僕のたすくまの起床してからのタスクリストです。
このタスクリストは、朝僕が起床した時に既に自動で生成されているのです。
朝起きて僕はすぐに「起床」というタスクを選択します。その後「シャワーまでの時間」を実行し、「シャワー」を浴びるのです。その後コーヒーを淹れ、本の企画書作成に挑みます。
僕は毎日起床してからこの一連の流れで行動しているのですが、このリストが朝起きた時に自動で出来上がっていることに大きな価値があるのです。
毎朝起床してからこのリストを毎日想像したら、頭がおかしくなってしまいそうです。少なくとも手書きなどで毎日行うことは合理的な行動とはいえないでしょう。
朝起きた時にはタスクリストの6割が完成しているわけですから、タスクリストは4割分だけ作成すればいいということになります。このことにより、タスクリストを作成する手間と時間を大幅に減らすことができるのです。
慣れてくれば、毎日必要な時間は10分もかからないのです。このことについては、以前記事として書きました。
その時の記事はこちら↓
そしてタスクシュートを使うメリットは、作成したタスクリストのタスクに基づき仕事が完了する時間を自動計算して教えてくれることです。
予定終了時刻がすぐにわかる
以下のたすくまの画面を見てください(画像は拡大できます)。
画像の通りなのですが、タスクリストに書き出しているタスクを見積時間通りこなしたら、何時に仕事が終わるのか。自動で計算し、予定終了時刻を常に知らせてくれるのです。
機能自体はシンプルですが、この予定終了時刻を常に確認できることには大きなメリットがあります。それは端的にいえば、現実を知ることができるからです。
たとえば朝の9時半に上司から「今日この仕事やっておいてくれる?」と頼まれたとします。
朝の9時半ですから、17時まで働くとしても時間はたっぷりあります。「もちろんです」とあなたはきっと快諾するでしょう。そして17時を過ぎた頃には後悔をすることになるのです。
「なぜあの時上司の仕事を安易に引き受けてしまったのだろう。今日やらなければならない仕事がまだ全然終わっていない・・」ということになるのです。
なぜこういった悲劇が起きるのか。その理由はシンプルで、「現実」を僕達の脳がわかっていないからなんですね。
タスクシュートの予定終了時刻を見れば、少なくとも朝の9時半の段階ではタスクリストに書いてある仕事を全てこなしたら17時を過ぎてしまうという「現実」を嫌でも突きつけられるのです。
だからこそ、上司から仕事をお願いされてもすぐに引き受けずに「交渉する」必要があることがすぐに判断できるのです。仕事自体を断るか、「明日でもいいですか」と交渉する必要性を理解することができます。
予定終了時刻を常に確認できるということは、文字通り予定通り仕事を終えられるかどうかに大きく影響するのです。
タスクシュートを使うことで、予定通り仕事を終わらせられる確率がグッと高まるということなのです。
リマインダーとしても使える
会社の帰り道に牛乳を買って帰ろうとして、思いっきり忘れて家に帰ってしまったことはありませんか?
そうでもなくても、何かやらなければいけないことを覚えておくということは、それだけで脳のエネルギーを消耗しているのです。
ではどうしたらこの問題は解決するのか。それはリマインダーを使うことです。
たとえば会社の帰宅している時間帯の18時に「ポロン♫」と「牛乳を買う」とスマホにリマインドしてもらえばいいのです。
そしてたすくまでは、それができます。以下のようなイメージで通知がくるようにできるのです。
これで牛乳を買い忘れることもなくなります。買うことを覚えておくことからも解放されます。
このストレスフリーの感覚を是非あなたにも味わってほしいと思います。
行動のログもいつでもどこでも確認できる
あなたは昨日一日の自分の行動を覚えていますか?
少なくとも僕はほとんど覚えていませんっ!昨日食べた夕飯を思い出すのもちょっと苦労するくらいです。
では1週間前の自分の一日の過ごし方はどうでしょう。さすがにここまでくると、全く覚えていないと思います。
しかし、たすくまを使っていれば昨日自分がどのように過ごしたか。以下のように振り返ることができます。
これは1週間前でもそうですし、1ヶ月前でも同じです。たとえば1ヶ月前の僕の1日は以下のような感じです。
僕自身は毎朝前日の自分の行動をこうして簡単に振り返っていますが、こうした地道なレビュー(振り返り)を続けることで、自分の生活習慣や行動を修正していくこともできるのです。
これをタスク管理で日次レビューといいますが、こうした振り返りも記録がなければやりようがないのです。
たすくまはEvernoteと連携することで、ちょっとした操作でこの記録をいつでもどこでも確認できるようになります。
昨日食べた夕飯も、1週間前に食べた夕飯でさえも。いつでもどこでもこうして確認できるのです。
最後に
タスクシュート、特にたすくまをメインに説明をしてきました。いかがでしたでしょうか?
今まで頭を使って一生懸命やっていたことをタスクシュートというツールでサポートしてもらうことで、今までよりずっと楽に日々過ごしていくことができます。
ここまであなたも読んできて、タスクシュートを使おうという意欲はかなり高まってきているのではないでしょうか。
ただし、です。
タスクシュートはタスク管理の考え方にあまり馴染みのない人がはじめるのにはかなりハードルが高いというのも事実です。
せっかくタスクシュートを購入したのに、はじめの使い方がよくわからずそのまま使えずにいる。僕がタスク管理を人に教えてきた中で、そういった方がが一定数いたのも事実です。
そんな悩みを抱える人に向けて、僕自身はたすくまの入門講座を開催しています。以前開催した時は受講者から大変好評でした。
その時の様子はこちら↓です。
定期的にタスク管理は教えていますので、興味がでたら是非受けにきてくださいねっ!
また、セミナーがお住まい的に参加できないという方には、動画も提供しています。セミナー受講価格より格安で学べる教材ですので、是非チェックしてみてください。
という感じで、いい感じでセミナーの宣伝もできましたので(?)今日はこの辺にしておきましょう。
それでは、また!
投稿者プロフィール
- 東証一部上場の金融機関で「残業ゼロ」を2016年4月から実践しています。セミナー講師。シゴタノ!主宰のワークショップの非常勤講師も務めています。詳しくはこちら
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