せっかく時間ができたのに、ついだらだらと過ごしてしまう。自分がやりたいことに取り組むことができない。そんなふうに悩んでいませんか?
その気持ち、よくわかります。僕自身も昔は資格試験の勉強をしていたのですが、いつまでたっても勉強することができませんでした。
当時はマンガを読んだり、映画を見ることに忙しく(笑)、どうも勉強に取り組むことができないのです。気づけば「明日やればいいや」といつも先送り。そしてそれを日々繰り返していました。
そんな自分に嫌気がさし、5年前くらいに「タスク管理」を学びはじめました。
そして5年たった今、先送りをしないノウハウを身につけた僕は、自分がやりたいと思うことに確実に時間を使えるようになりました。
まず、今の僕はブログを毎日書くことができています。以前は週に1回更新できればいいほうでした。
仕事も朝7時から21時まで働いていた時期もありましたが、今は「残業ゼロ」です。その経験から出版社からオファーをいただき、昨年は念願だった出版を実現することができました。
また今年の4月にはあの有名ブログ「シゴタノ!」のタスクカフェで「残業ゼロのタスクシュート入門というテーマで登壇しました。以後、非常勤講師を務めています。
残業ゼロのタスクシュート入門はこちら↓です。
どうやったらそんなふうに自分の思う通りに行動できるようになるのだろう。
そんな疑問にお答えして、今日は僕自身が5年以上タスクを学んだ経験から、やりたいことを確実に前に進めていくためのノウハウを4つ紹介したいと思います。
準備はいいですか?それでは早速まいりましょう。
朝イチの時間帯に取り組む
やりたいことを確実に前に進めるためには、朝できるだけ早い時間帯にやりたいことに取り組むことです。できれば、起床直後が望ましいです。
なぜなら朝起きた直後が、脳のエネルギーが一番豊富な状態だからです。脳のエネルギーは朝起きた直後からどんどん減っていきます。
脳のエネルギーが豊富なら、先送りはしにくくなります。逆に脳のエネルギーが枯渇している状態では、先送りをしてしまいます。
例えばあなたが資格試験の勉強をやりたいなら、脳のエネルギーが豊富な朝の時間帯に取り組むのがベストなのです。夜寝る前には脳のエネルギーが枯渇していると、「明日でいいや」となる可能性が濃厚というわけです。
タスク管理の巨匠である佐々木正悟さんも著書「なぜ、仕事が予定どおりに終わらないのか?」以下のように述べています。
時間を節約したいと思ったら 、次のような単純な原則があります 。 「起床直後の時間帯にほど 、難しい仕事や時間のかかる仕事を置く 」そして 、起きてから時間が経過した後は 、軽めの単純作業を置くべきです 。なぜなら 、目を覚ましている限り 、 「認知リソ ース 」というものが減っていくからです 。仕事とは 、 「認知リソ ースを消費して 、生産を上げること 」です 。多くの認知リソ ースがあれば難しい仕事もできますが 、それが減ってしまうと 、かんたんな仕事しかやれなくなります
やりたいことを確実に前に進めたいなら、朝イチの時間帯に取り組むように心がけましょう。
やることを小分けして取り組む
やりたいことを先送りしないためには、やることを「小分け」にするのも効果的です。
たとえば資格試験の勉強に取り組みたいとしましょう。
あなたは平日忙しいからといって、週末にまとめて5時間勉強しようと思ったりしませんか?
安心してください。そういう時は大抵スターウォーズを見て週末が終わります。
資格試験の勉強を確実に前に進めたいなら、大切なのはたとえば毎日30分取り組むことです。たとえば教材の1章を1週間で読まなければいけないなら、週末にまとめて読もうとするのではなく、毎日数ページずつ読んでいくのです。
それは小分けにして取り組むと、心理的ハードルが下がるからです。
「さあ、これから勉強しよう」という時に、100ページ読まなければいけない時と、20ページ読まなければいけない時ではどちらが取り組みやすいかは明らかですよね。
やりたいことは小分けにして、できるだけ毎日行う。これが大切です。
そもそもそれが本当にやりたいことなのか考える
これはそもそもの根本的な問題となりますが、何かに取り組むことができないという時は、そのことを本当にやりたいと思っているか。一歩歩みを止めて、冷静に考えてみることが大切です。
たとえば僕は英語の勉強が続きませんでした。
僕自身は4歳〜8歳の頃イギリスに住んでいた帰国子女ということもあり、英語自体にあまり抵抗はありませんでした。にもかかわらず、TOEICや英検1級の勉強をするとなると、笑ってしまうくらい勉強に着手することができませんでした。
けっきょく、英検1級に関していえば、4回くらい(?)ろくに勉強できずに受験しつづけたあげく、受験をあきらめました。
それは、あるセミナーに行った時に講師から「何かが続かないのは、それが好きではないからかもしれない」と聞いてハッとしたからです。
思えば当時の僕は単に英検1級の資格があったほうがいいという理由で、具体的な目的意識がないまま「英語の勉強をしなければいけない」と思って勉強をしていたのです。
僕自身、心から英検1級が必要と思っていなかったのです。それは勉強に身が入らなくて当然です。
このように、自分が本当に必要と思っていなかったり、目的意識が乏しいとどうしても物事は続かないのだと思います。
あなたも何かを継続することができずに悩んでいるなら、「自分は本当にこれをやりたいと思っているかのだろうか」と自問自答してみてはどうでしょう。
もし答えがNOなら、僕がそうだったように、思い切ってやめてしまうことです。時間を無駄にした気はするでしょうが、これからも時間を失うよりずっとマシです。
それより好きなことに時間を使うようにしましょう。
十分な休息をとる
自分がやりたいと思っていることに取り組むことができない時は、そもそもそのことに取り組む気力が残っていないのかもしれません。
たとえば同じ「ブログを書く」という行為でも、残業を終えてから帰宅して家で書く時と、十分な睡眠をとって起床後書き始めるのでは取り組める確率は全く違ってくることは容易に想像できるでしょう。
また仕事をはじめ、ずっと何かに追われるように過ごしていると、何もやる気がせずダラダラと無駄な時間を過ごしてしまうことはありませんか?
これも無理に自分を追いこんだ反動だとまず理解することが大切です。人間は機械ではありませんので、休息は必要なのです。こういった体のメッセージを無視して無理を続けると体を壊します。
僕自身も毎日7時間は最低でも寝るようにしています。何かに取り組めないという時は、十分な休息をとっているか考えてみてください。
原因はあなたの意思の問題ではなく、そもそも単に気力が残っていないということかもしれないのです。
最後に
いかがでしたか?
自分がやりたいと思ったことに確実に取り組めるようになるには、こうしたちょっとしたコツを知っていることがとても大切です。
1月にタスク管理の入門講座を2つ開催します。効率よくこうした知識を身に付けたいという方は、是非お申しこみください。
いずれも6人の少人数制の講座でオススメです。
- 明日から使える!自分の思い通りに時間を使えるようになりたい人のためのタスク管理入門セミナー | Doorkeeper
- 明日から使える!タスク管理ツール「たすくま」入門講座-働く時間を減らして、自分の夢に時間を投資しよう! | Doorkeeper
今日はこの辺にしておきましょう。それでは、また!
投稿者プロフィール
- 東証一部上場の金融機関で「残業ゼロ」を2016年4月から実践しています。セミナー講師。シゴタノ!主宰のワークショップの非常勤講師も務めています。詳しくはこちら
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