会社員として仕事をしていると、あまりにも多くの人がみな「完璧主義だなぁ」と感じます。
仕事を上司に提出したり、アイデアをまわりに伝えようとする時に、あまりにも慎重だと感じるのです。その結果、仕事のスピードが僕から見るとあまりにもゆっくりです。
みんな一生懸命やっているのはわかりますが、この完璧主義はビジネスのスピードという観点からみると、あまりにも非効率だといわざるをえません。
その理由のひとつは、「仕事はやってみないとわからない」ことが多いからです。
たとえば仕事で何か仕組みをゼロから作る時は、ある程度シミュレーションをしたら、実際試してみて、エラーが出たものを修正していく。
そうして「走りながら修正していく」ほうが、圧倒的に早いのです。にもかかわらず、多くの人は一生懸命シミュレーションに時間を費やすわけです。
あまりにも失敗することを恐れすぎていると思います。僕からすれば、「(大きな問題でなければ)多少失敗してもいいじゃん」と思うわけです。
そしてもう一つ非効率となるのは、「仕事の評価は他人が決める」ということです。
一生懸命時間をかけて考えて仕事を仕上げたとしても、上司からみてその仕事の方向性がズレていたら文字通り「やり直し」です。
一生懸命かけた時間はムダになるわけです。これならはじめから3割くらいの完成度で一度上司にみせて、フィードバックをもらって修正していく方が早いし確実です。
こちらでも、「走りながら修正する」ほうがずっと効率的です。
この完璧主義の問題の本質は、「手抜きをしてはいけない」という心理的な面が大きいのだと思います。
他にも「失敗してはいけない」、「評価が下がるのが怖い」。色々ありそうですね。まぁ、その気持ちもわかります。
しかし仕事においていえば、仕事で結果さえ出せれば、手抜きをしてもいいのです。あまりにも多くの人が、結果を出すことでなく、「一生懸命仕事をすること」自体が目的となっています。
失敗を恐れていたら、仕事は前に進みません。評価も他人が決めるものであり、あなたがコントロールできるものではなりません。
あなたができることは、仕事を早く終わらせることだけです。そしてそのためには、「走りながら修正していく」スキルを身につけることです。
では今日からあなたができることは何でしょう。
それはまずは仕事を3割の完成度で提出することからはじめてみることです。試してみれば、仕事のスピードが劇的に上がってびっくりすると思います。
騙されたと思って是非試してみてください。
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今日はこの辺にしておきましょう。それでは、また!
(所要時間30分)
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投稿者プロフィール
- 東証一部上場の金融機関で「残業ゼロ」を2016年4月から実践しています。セミナー講師。シゴタノ!主宰のワークショップの非常勤講師も務めています。詳しくはこちら
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