人の目を気にせず、自由に、自分の生きたいように生きられたらどんなに幸せか。思ったことはありませんか?
こんにちは!「残業ゼロ」サラリーマンの滝川です。
前回の記事で、僕が残業しないことが当たり前ではない職場で、日々残業ゼロを貫いていることを書きました。
その記事はこちらです。
この経験から、僕が手に入れたものは大きく二つあります。一つは「残業ゼロ」のライフスタイル。もう一つは自分軸で行動する習慣です。
「残業ゼロ」を貫くまでは、簡単に言えば、「早く帰ったら非難される」とか、「まわりのメンバーに嫌われる」。そういったことを恐れて、残業ゼロを貫くことができませんでした。
多くの人がそうであるように、他人の目線を過度に気にして生きてきたんですね。今思えば、それが僕のサラリーマン生活の苦しみを生み出していました。「サラリーマンでいるかぎり、自由に生きられない」。そう思っていたんです。
しかし残業ゼロを貫くプロセスで、僕は自分軸で生きることを決意したのです。たとえ他人から非難されても、残業ゼロを貫く。そう決めて、それを一年半以上貫いてきました。
それからというものの、何か行動しようとする時、他人の目線はほとんど気にならなくなりました。他人の目線よりも、自分の気持ちを大切にして行動するようになっていったのです。
その結果、僕は以前と比べて格段にハッピーに生きられるようになりました。今の僕は以前と比べたらかなり自由な人生を謳歌できているからです。
しかし当然ながら、自分軸で行動する習慣はある日突然身についたわけではありません。毎日少しずつ、実験を重ねていった結果、身についた技術なのです。
ということで、自分軸で生きられるようになりたいけど、どうしたらいいかわからないというあなたに、僕の経験に基づいたノウハウを今日から書いていこうと思います。
準備はよろしいですか?それでは早速まいりましょう。
自分軸で生きられないのは「とんでもないことになる」という恐れがあるから
自分軸で行動できるようになるために必要なこと。それは何だと思いますか?僕は自分軸で行動しても、「大丈夫」という自信を持つことだと思ってます。
例えば昔の僕はみんなが残業をしている中、一人で颯爽と定時に帰ることができませんでした。なぜかというと、「怖かったから」なんですね。
例えばまわりの同僚から「アイツはなぜ一人だけ早く帰ってるんだ」と非難されるのが怖かった。その他にも、上司からそのことで評価を下げられたらどうしようと思ってたわけです。
つまり簡単に言えば、自分軸で、自分の気持ちに素直に行動したら「とんでもないことになる」。そう思ってたわけです。だから、「残業ゼロ」を実践することができなかったんですね。
これが、多くの人が自由軸で行動できない理由なのではないでしょうか。
自分の気持ちに素直に、わがままに生きたら「とんでもないことになる」。そう思ってるからこそ、そうならないように他人の目線を気にして生きているように思うんです。
だからこそ、自分の気持ちに素直に生きても、「とんでもないことにならない」。そう自分が思えない限り、僕達は自分軸で行動することはできないということになるわけですね。
え?「じゃあ、どうやったらとんでもないことにならないと思えるようになるのか」ですか。
わかりました。詳しく説明していきましょう。
近道はなく、自分軸で生きても「大丈夫」という経験を積み重ねていくしかない
自分の気持ちに素直に生きても、「とんでもないことにならない」と思えるようになるために、どうしたらいいかですね。
結論から言うと、実際に自分の気持ちに素直に行動してみて、「とんでもないことにならない」という経験を積み重ねていくしかないと僕は思ってます。
冒頭に書いたように、自分の気持ちに素直に生きても「大丈夫」と確信できるようになるまで、経験を積むことだと思うんですね。
言ってることがよくわからないなったと思いますので、きちんと説明しますね。僕の体験談をまずお話ししましょう。
みんなが当たり前のように参加する出張先の懇親会を断る決意をする
僕が二週間ほどの長期出張に行った時の話です。
どこの会社もそうかもしれませんが、こうした出張に行くと、大抵懇親会が開催されます。その時も、出張に行ったメンバーの懇親を深めようとのことで、懇親会が企画されました
それはそれでいいのですが、問題は僕自身が出張に伴う長距離の移動で疲れ果ててしまっていたということでした。正直なところ、懇親会にいかずにホテルでゆっくり寝たかったのです。そのほうが翌日の仕事の生産性も高まるとも思いました。
しかし、僕の会社ではこういった懇親会に出ないという人は、まずいないのです。体調がよほど悪いとかであれば別ですが、みんな当たり前のように参加する風土があるように思います。あなたの会社でもそうではないですか?
そういうことで、今までの僕であれば、ガマンして出席していたと思うのです。それが当たり前だからです。しかし当時の僕は、自分の気持ちに素直に生きる練習をしていたところでしたので(後で詳しく書きます)、勇気を出して欠席する旨、伝えることにしました。
自分のことを大事にしようと思ったんです。
相手の予想外のリアクションにびっくりする
問題はどう断るか、でした。
「所用がありまして」と言えたらよかったんですが、あいにく出張先ですので、バレバレの嘘をつくのもどうかと思いましてね。もう、意を決して言ってみたんです。
「疲れてるので、今日は欠席します」と。
いやー、ドキドキしましたよ。「非常識なヤツだなー」と思われる覚悟を決めて、思い切って出張先の責任者に伝えてみたんですね。
そしたらどんなリアクションが返ってきたと思いますか?
最初は「え?」ととてもびっくりされた表情をされました。そこで「いやー、すいません。わがまま言って」と言ってみたんです。
そうしたらその方は、「まぁ、でもそうだよな。疲れてるよなー。俺もしんどいわー。ゆっくり休めよー」と言って、笑ってくれたんですね。
それを聞いて「あー、よかったー」と思うのと同時に、僕はその発言に心底びっくりしたんです。
自分から本音を伝えれば、相手も心を開いてくれる
その理由の一つは、「いやいや、そこは出ようよ」と止められると思っていたのが、そう言われなかったこと。今まで別の人から何度か止められた経験があったので、ここはびっくりしました。
今振り返ると、止められなかったのは、おそらく僕が「疲れたから」と本音で相手に伝えたからだと思います。そして「わがまま言ってすいません」というスタンスで、相手に伝えたからだと思います。
みんなも実は同じような気持ちを思っていることを知る
そしてもう一つびっくりしたのは、この方も本当は欠席したがっていたということです(笑)。この方もしんどかったのでしょう。
だから、わがままを言ってゴメンというスタンスで相手に伝えたことで、相手も「しゃーないなー」と許してくれるのです。
今まで僕は、僕以外の人は懇親会に喜んで参加してると思ってたんです。もちろん、そういう人もいるでしょう。しかし多くの人は、そうではないのかもしれない。
しんどいと思いながら、「懇親を深めるのも大切だ」とがんばって参加している人もけっこういるということ。そのことをこのエピソードで知ったんです。
これは僕にとっては、衝撃でした。
自分軸で生きても「許される」
そうしてこの体験から、僕は「大丈夫」を学んだのです。わがままを言っても、きちんと本音で相手に「申し訳ない」という気持ちも添えて伝えれば、相手もわかってくれる。「大丈夫」ということです。
これは一つのエピソードにすぎませんが、こうした「大丈夫」という経験を積み重ねていくこと。こうした経験を経験すればするほど、自分の気持ちに素直に生きても大丈夫。
そう、「許される」と確信できるようになってくるんですね。
おっと、一生懸命書いていたらつい長くなりましたね。続きはまた明日以降にしましょう。
それでは、また!
投稿者プロフィール
- 東証一部上場の金融機関で「残業ゼロ」を2016年4月から実践しています。セミナー講師。シゴタノ!主宰のワークショップの非常勤講師も務めています。詳しくはこちら
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