気の乗らない仕事をつい先送りしてしまい、いつもあとで苦しむハメになる。そんな悩みを抱えていませんか?
こんにちは!「残業ゼロ」サラリーマンの滝川です。
冒頭の悩みを抱えるあなたの気持ち、よくわかります。昔の僕もそうでした。
特に数時間におよぶ仕事を目の前にした時は、「明日まとまった時間を確保して、一気に片づけてやるぜ!」と意気込んでは、翌日また同じように先送りして「俺は一体何をやってるんだ・・」とよく自己嫌悪に陥っていました。
「あなたの一日は27時間になる。」という本でも、著者の木村聡子さんも先送りについてご自身の経験から以下のように述べています。
気の乗らない仕事とは、短時間で完成しない・成果が上がらない仕事であることが多かったのです。例えば、7時間で終わる仕事があったとき、「7時間確保できる日」でないと、その仕事をする気が起きなかったのです。
木村さんはこのような状態から、転機となる出来事もあり、先送りを防ぐ3つのコツを見つけられたようです。
本書に書かれている3つのコツを以下の通りです。
- 少しでもいいから、まずやってみる
- 仕事を細かいタスクに分けてみる
- ハードルを下げる
この3つのコツは、まさに今の僕も実践していることです。このコツをしっかり理解すれば、先送りを極少化することができるようになります。
ということで、今日はこの3つのコツについて僕の経験からも説明していきましょう。準備はいいですか?
それでは早速まいりましょう。
一つめのコツ:少しでもいいから、まずやってみる
一つめのコツは「少しでもいいから、まずやってみる」です。まずは著書の木村さんの言葉を引用します。
「今日は、データを整理するためのExcelのフォーマットをつくるだけでよし」などと、とにかく、何か少しでも着手したり、ちょっとでも進めることができれば、「偉大なる一歩だ!」と考えることにしました。
そう。1つめのコツは少しでもいいから、とにかくその仕事に時間をかけることです。サラリーマンであれば、とにかくその仕事の書類を机の上に広げることからはじめてみることです。
あなたにもあるはずです。数時間から数十時間におよぶ仕事を目の前にすると、見通しが全く見えず、何事もなかったかのようにその仕事をソッと机の引き出しにしまってしまうこと。ある、あるよな(涙)!?
そこをグッとガマンして、とにかくまずは書類を机の上に広げて眺めてみることからはじめましょう。たとえ20分間、その書類を眺めてるだけでもいいのです。
それでもその20分は仕事を進めるために必要な時間なのです。
一文字も書けなかったとしても、それでも仕事は進んでいる
僕自身は本を書いていた時にこれを強く実感しました。本を書いている時、筆が全く進まないという時もあるわけです。
机の上でパソコンを開いて、30分間ウンウン言いながら一文字も書けない時もありました。しかし先ほど言ったように、これも必要な時間なのです。
つまり、その仕事に時間をかけることこそが、大切なのです。仕事を前に進めようとしなくてもいい。とにかく、その仕事に時間をかけようとトライすることです。
仕事をはじめてさえしまえば、気づけば仕事は進んでいるものだからです。
二つめのコツ:仕事を細かいタスクに分けてみる
二つめのコツは「仕事を細かいタスクに分けてみる」ことです。
6時間の仕事だと思うと気が重くなりますが、1時間のタスクが6つだと思うと少しは気がラクになりますよね。
本書によれば、木村さんは1〜2時間以上かかる仕事の場合、1時間程度の固まりにバラして仕事に取り組むようにしているそうです。
僕自身はというと、「仕事はできるだけ細かく分けてチョコチョコ進めていくのが望ましい」と考えているので、20〜30分にバラして取り組むようにしています。長くても、1時間という感じです。
例えば5つの長期的な仕事(プロジェクト)を抱えているとしましょう。仮にA,B,C,D,Eという仕事にしましょう。
その場合、僕のタスクリストは単純化すれば、以下のようになっているわけです。
- プロジェクトA:20分
- プロジェクトB:20分
- プロジェクトC:20分
- プロジェクトD:20分
- プロジェクトE:20分
このように、たとえその日100分とまとまった時間があったとしても、僕は一つの仕事に100分を使わず、あえて5つの仕事を20分ずつ進めるようにしています。
なぜそうするのでしょうか?
それは次の「ハードルを下げる」というテーマで解説しましょう。
3つめのコツ:ハードルを下げる
なぜまとまった時間があっても、複数の仕事を少しずつ進めるのか有効なのか。
それは仕事に着手するハードルを下げるためです。3つめのコツです。
仕事ははじめてさえしまえば進んでいくのですが、はじめるのが大変ですよね。それはみんな一緒なのです。
目の前にある仕事が100分の仕事と20分の仕事であれば、20分の仕事から片づけたくなるのが普通です。
僕が一日30分以上のタスクをほとんどいれない理由が、ハードルを下げて確実に仕事を進めていくためなのです。
まとめ
ということで、簡単にまとめます。
気の乗らない仕事を確実に進めるためには、まず少しでもいいからその仕事をはじめてみることです。これが一つめのコツです。
たとえ5分でもはじめてしまえば、その仕事は確実に進んでいくからです。うまくいけば、そのまましばらく取り組むことができます。
二つめのコツは、仕事を細かいタスクに分けることです。1-2時間以上かかる仕事は複数の固まりにバラして取り組む習慣を作ること。
そうすることで三つめのコツと連動しますが、仕事に取り組むハードルを下げることにつながります。仕事に取り組むハードルを下げれば、仕事に着手しやすくなるのです。
そうすることで、確実に少しずつ、仕事を進めていけるようになるのです。
いかがでしたか?
仕事を確実に進めていきたい人は「あなたの一日は27時間になる。」について書いている以下の記事も読んでみてください。
今回ご紹介した「あなたの一日は27時間になる。」はこちらです。
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今日はこの辺にしておきましょう。それでは、また!
投稿者プロフィール
- 東証一部上場の金融機関で「残業ゼロ」を2016年4月から実践しています。セミナー講師。シゴタノ!主宰のワークショップの非常勤講師も務めています。詳しくはこちら
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