「いつも部屋が汚いから」と言って、先日大掃除を企てた友人が言っていました。
「丸一日時間があったのに、実際に集中して掃除できたのは1時間くらいだった」
この一言は、僕が普段言っていることをズバリ言い当てています。日本の多くのサラリーマンはこれと同じ体験を仕事でも日々しているはずなのです。
出勤する前はたくさんの時間があるように思えます。しかしいざ1日が終わってみると感じるのです。「ほとんどやりたいことができなかった」と。
そう、あまりにも多くの人が自分の能力を過大評価している。昔の僕もそうだったから、よくわかります。
もう一つ具体例をあげたいと思います。
たとえば先日僕は週末、丸一日自由な時間があった日がありました。親が子供を預かってくれたので、珍しく独身のように丸一日全て自分のために時間が使える日ができたのです。
こういう時は、丸一日、「好きなことをやりまくってやる」と意気込むものです(笑)。ブログやセミナーの準備。それこそやりたいことはたくさんあります。
それをこの機会に一気に片付けてやる。そう思うのです。
で、実際どれくらいのことができたでしょう?ちょっと当日の記録を見てみましょう。赤で囲った枠が、実際に自分がやりたいことに使えた時間です。
えぇ、ご覧の通りです。休憩をはさみながらも、自分がやりたいと思っていたことに使えた時間は3時程度でした。あとの時間は映画を見たり、妻と夕食に行き、その日を楽しみました。
僕は経験上、自分が集中して仕事ができるのは3時間程度と知っていました。だからこそ、3時間しかできないことにストレスは感じません。この日を心から楽しめました。
しかし以前の自分だったら、「3時間しかできなかった!」と、残りの時間を思う通り使えなかった自分を責めるくらいの気持ちになっていたでしょうね。
この例からもわかる通り、大切なことは、1日にできることは本当に限られているという現実を知ることです。
思い通りに時間を使えなかったストレスは、自分の能力を過大評価していることで発生するのです。ある意味、自分の処理能力に過度な期待をしていなければ、ストレスを抱えることはないのです。
そして自分の現実的な処理能力を理解できれば、現実に即した計画を立てられるようになり、ストレスがなくなるというわけです。
思い通り時間を使えるようになるコツは、ここにあります。
そのためにあなたがまずやらなければいけないのは、現実の記録です。
具体的な方法は、以下の記事もあなたの参考になるでしょう。
来月セミナーもやりますので、こちらも興味があったら参加をしてみてください。
今日はここまで。それでは、また!
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- 東証一部上場の金融機関で「残業ゼロ」を2016年4月から実践しています。セミナー講師。シゴタノ!主宰のワークショップの非常勤講師も務めています。詳しくはこちら
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